チャイナ娘は母国へ帰るということでお別れをすることになった。
お互いそれが良い。一度くらい外人と付き合うのも悪くなったと今でも思っている。
このようなマイナーなブログを書くのと同じようにマイナーブログを書いていた。
読者から相談に乗って欲しいとの旨を受け、はじめて読者との通話をした。
声は低めでどんよりし覇気の無い声であった。
彼女は自殺をした事により、大きな怪我をして障がい者となったという事である。
暗い話を転換する為に、たまたま漫画ハイキューだけは知っているということでハイキューの話をしていくに少しずつ、明るい声になっていった。
住んでる場所の話をしたら同じ地域に住んでいて1時間もかからない所だった。
「47都道府県あるのにたまたま同じ地域なんて奇跡ですねw」
まぁ人口は1/47じゃないけどこういう方がミラクル感があるからそう言った。
「もしよかったらニートさんに会いたいのですが……駄目ですか?」
彼女は終始敬語であり、付き合ってからも敬語であった。
そして柔らかい口調の割に積極的であることをこの時はまだ知らなかった。
ただ声のトーンや自殺をしているということから、やばい人なんじゃないかと思った。
女の子から誘われるなんて久しぶりの出来事だったし。
「顔も見たことない相手と会うのは怖いかな……」
すでに超消極的になっていた。
すると彼女がぴろろんと自画像を送ってきた。
色白の顔にひとつ結びでお姉さま系であった……
「会いましょう(キリッ)」
声は当てにならないこともあると感じた瞬間だった。
次の日近くのカフェで4時間くらい雑談していた。
彼女は大学生であり心理学を専攻し来年院へ行くという話であった。
心理学の話を起点に雑談していた。俺は久しぶりに学術的な話ができて純粋にトークを楽しんでいた。案の定心理学部であると思われていたが独学で勉強したと訂正をした。
その日のうちに彼女に告白された。
「自分でもこんなこと言うのびっくりですが、付き合ってください」
「少し考えさせてくれないか?正直な所昨日の今日で俺の方がびっくりしているんだw」
<この時はYESとのちのち言うだろうと思ったけど、本心からそう答えた……あまりにうまくいきすぎているからだ。本来なら相手を落とす過程があるのに早すぎて何かあるんじゃないか……と思っていた>
結局次の日「OK」の返事をした。
障がい者の場合、多くの施設で障がい者と付添人が半額あるいは無料になる施設が多く、
様々な施設を観光した。
ケチな性分の俺としては無料で色々な所へ行けるのが楽しかったのである。
初Hに関しては
「すごく自殺少女ちゃんは純粋そうだけど、そういうことしたことあるの?」
というと
「もちろんありますし……興味あります」
みたいなやり取りだったと思う。
身体に傷があるため相手に負担がかかるような事はしなかったけれど
知的な彼女とはプラトニックなことよりも会話の方が楽しかった。
しかし、そんな関係も3ケ月ほどで終わる。
突然自殺少女ちゃんから連絡がこなくなったのである。
結論から言えば、崇拝しすぎたのである。
俺の話に関しては当初なんでもうんうん言っていた。
完璧な人ということを何度も使っていたのを覚えている
「ニートさんは何でもできるから私なんかじゃ釣り合わないよね……」
そういうネガティブになる話を何度もされた。
そのたびに自分はそんな完璧な人間じゃないと話していた。
しかし、だからこそ些細な意見の食い違いで幻滅されもう顔も見たくないと言われたのである。
なんだろうこの感じ……ああ、昔あったんだ。こういうこと。
チア娘との終焉がそうだった……一番愛して一番可愛かったチア娘も同じように
何でもできて私じゃ不釣り合いと言っていたのに
相手の親の話を冗談でいじったときに、「私は親の事を本気で尊敬してる……ニートさんがそんなこという人だとは思わなかった……」と昨日まで仲良しこよししていたのに突然連絡が途絶えたことがあった。