寝太郎さんにつっこむナス農家さんの日記につっこみをいれよう!!
私の注目しているブロガーであるナス農家さん
http://nasunouka.hatenablog.com/
ミニマリストで小屋を建てて生活を志す青年です。
アニメや漫画が好きだったようでネタが分かる私としては大変読みやすいブログです。
ナス農家さんも私のように、「働きたくない」、「維持費を抑えた低空飛行生活」「断捨離精神」が軸になっていると感じました。
ナス農家さんの場合は維持費を抑える主軸が自作小屋ということになります。
土地を購入し自分で小屋を建てることで毎月の家にかかる金額が、土地代だけということになり
かなりのコストカットになる。
私もまずは家にかかるお金を削るべきという出発点という意味では同じです。
私の場合は、快適に寝たり、メンテナンスをする必要がないとか友達や恋人を呼びたいという所まであり、欲求というレベルで言えばナス農家さんよりも欲張りなんだと思います。
欲を出すと削れない部分が増えるので結果としてお金を多く出す必要があります。
そのお金に関しては家庭教師という短時間高時給のバイトをすることで解決済です。
特別住宅を繰り返し引っ越すことで、メンテナンスされた状態の家に住み続けることができ
補修や近所との対応などで悩みにくくなりながら一つの土地に縛られず低コストで生活し続ける事ができます。
根本的な考えは近く、目指すべき到達点も同じような方向を向いていてその過程が少々異なるというだけな気がします。
私の場合は小屋に住むことはないので、小屋関連はこういう生き方する人もいるのかぁ。
大変そうだなー。みたいに小屋関連は関心を持ちにくいですが、他の記事は関心を持ちながら感心します(西尾みたいな言い回し
ただ今回の日記で私の考えと逆だなと感じる部分があるので、第三者の視点ということで書いてみることにしました。
ナス農家さんのブログ内容の引用
(ナスさんの引用OKだったよね?メンドクサイので調べないですが駄目だったら土下座します!!寝太郎氏の引用を許可取らずにしてるし、きっと大丈夫。だって仏教徒だし)
寝太郎氏も言ってますが、得するのは『普通の人』『多数派』『平均値』であって、
我々のような『異端者』『少数派』『極値』は損する世の中にできてるわけですよ。
自分と寝太郎氏は全く方向性が違いますし、これから特に接点もないでしょうが、『社会不適合であるがゆえにBライフに行きついた』という点だけは共通してますので
―― これからもお互い生きやすいように、ぼちぼちやっていけるといいですね。
んーーーーーーー。違うんだなぁ。
私も得するのは『普通の人』『多数派』『平均値』であって、我々のような『異端者』『少数派』『極値』は損する世の中にできてるという考えは、就活時くらいから就職して1年目くらいまでの短い期間ではこの考えでした。
社会に溶け込むには確かに多数派だったり平均値の方が溶け込みやすいかも知れませんが、
あえて社会には溶け込まない、第三陣営に回った時点で、『異端者』『少数派』『極値』の方がはるかにお得だと思うんですよね。
例えば、みんなができる能力を持ってるよりも、みんなができない能力を持っていたりみんながやりたがらないことを好きだったりする人の方が需要があったりします。
商売なんかはそうだと思いますが、1000人が左へ行くところを迷う事なく右へ1人で行ける人の方が成功しやすいんじゃないかと感じています。
例えば、プロの家庭教師ってどれだけいるかと考えると
かなり少ないです。
『普通の人』『多数派』『平均値』の人が、正社員という安定カードを捨てて、
保険もない、月収にばらつきがある、一日にがんばっても4時間程度しか働けない、能力主義の家庭教師をプロとしてやりたいか?
「おそらく思いません」
一流大学を出て一流企業に勤める人の中には家庭教師を経験し、
甘い汁を吸っていた人がいると思います。
しかし、新卒カードとトレードオフあるいは一流企業や優良企業とトレードオフにしてまで不安定な家庭教師をしようとは思わないかと思います。
その一方でお金持ちのお金の使うタイミングって、富裕層向けの家庭教師をしていて
「家」「教育費」につぎ込む傾向にあると感じています。
富裕層からすれば、安心を買うという意味でも大学生がアルバイトをしている塾や個人塾、家庭教師よりも10数年の経験があり、わざわざ家まで来て指導してくれる先生にならあまりうるお金を投げ出してもいいと考えていたりするので、プロ家庭教師を気持ち良く雇ってくれます。
私のような貧乏の場合は、商品を購入する場合も吟味をします。
そしてBtoC つまり ビジネス トゥ カスタマー お客様相手の仕事をしている人たちに話を聞くと
商品を購入するさいに、貧乏な人ほど色々聞いてくるのにお金を落とさなかったりするようです。
塾でバイトしてるときもクレームを入れる保護者は月4回90分の授業して成績が伸びないとか言ってるような家庭でした。
これに関しては良く分かります。お金が無い人にとって100円の買い物でも失敗した時にかなりのダメージを受けます。私も100円で購入したものでも壊れたり、おいしくなったりすると損した気持ちになります。つまり、選択したときの失敗で嫌な気持ちをしているのでリスク回避で色々聞いて慎重になるんだと思います。
逆にお金があれば、100円レベルでくよくよするのはもったいないというのがあるのかも知れません。
もし期待と違うなら別のものを買えばいい。ものを買う時もなんかいいなと思ったら買ってみる。
人生に100%の成功なんてないんだから50%良いと思えればそれでいいんじゃないか?くらいまでの精神なのかも知れません。
そして専業のプロ家庭教師に20~30代はかなり少ないようです。
そうすると価値が上がり時給が上がるのも明白です。この世はしょせん需要と供給。
家庭教師の話だと当てはまる人が少ないので、別の話をします。
学校を卒業して働く人が多い日本では、逆に働かない人はナス農家さんがいう『異端者』『少数派』となるかと思います。
働く人がいるから、図書館を無料で読めたり、整備された道路を利用できたり、格安で水道が使えたり、格安で特別住宅を借りれたり、食べ物や電気製品も無駄な競争があるから良い製品があふれかえっているのだと思います。
多分、ゲームを進化させたり、電化製品を進化させる為に優秀な技術者に開発をさせなくても
今あるものを維持・保守し、何か問題があったら対応していく守りの社会でも十分満足して暮らせるとは思っています。発展ということを諦めると時間という余暇が生まれますし。イタリア・フランスなんかはそのあたりをいち早く気付いて余暇指向型の社会を形成しつつあるなと思っています。
働いている人多いから受けられる恩恵は多く、働いている人よりも働いていない人の方が恩恵を受ける機会は多いと思います(時間があるので機会はあってもお金がないのでその機会を生かせないことも多そうですが)
大学時代に私は日本のことを「行き過ぎた資本主義」と呼んでいました。その理由を端的に話すなら
無駄な競争が多いからです。
例えば、池袋駅にはヤマダ電機とビックカメラが近くにあり、沢山の販売店が働いています。
仮に電気屋を1社という独占にすれば、販売員の数は減らすことができるでしょう。
しかし独占ではない場合は、隣の電気屋さんよりも売らなければという競争原理が起きます。
コストリーダーシップ制という価格競争だと底がつくのは早いため、どこで勝負するかと言ったら
サービスという値段をつけれない部分になりその代償は従業員が背負うことになります。
「A店がサービスに力入れてるから、B店ももっとサービスに力いれろ。サービス残業してでも顧客を捕まえろ!」
とかになると顧客の数はそもそも一定数なので取り合いになります。携帯会社とかも新規顧客は新しく携帯を持ち始める小学生や中学生くらいなのでほとんど飽和してる感じがしますよね。
飽和状態での顧客の取り合いは基本的にかける時間やコストと比べてそこまで大きな成果がでない。
かと言ってサービスを落とすと一気に客を奪われる可能性がでてくるジレンマ
もはや囚人のジレンマと言ってもいい沼地状態です。
哲人王思想ではないですが、頭のいい人間が経済をコントロールするコントロール経済がいいんじゃないかと確か書いた記憶があります。
企業はスクラップ&ビルトで無駄を削りながら、知識や技術を一か所に集め独占企業を作っていく。
(自動車だろうと電機だろうと携帯だろうと一社にしてしまえ)
比較経済を利用して、優秀な人間にお金を多く渡し
優秀ではない人間には、毎月一定の額を渡すから、それで仕事してもいいししなくてもいいから
できるだけ余暇時間を使ってお金を使って経済を回してくれw
工場は国が管理して国立作業所として、公務員化する。
みたいな感じのことを長々と書いていました。
現在はその無駄をやってるから今の日本があるのであって効率化を追求した場合、
今の生活を維持できないという結論に至りました。
働くのが当たり前。
辛くても働かなくちゃ生きていけない。
ニートやフリーターになったらおしまいだという考え方がある限り
私たちニート系の人間は楽しく暮らせると思います。
私の場合は『社会不適合であるがゆえにAライフに行きついた』です。
一般的に生活費+交際費が10万を超えるSライフは必要ありません。
でも小屋暮らしのようなBライフも割に合いません。
ほとんどニートだけど、ちょこっと働いてS級に近いけど色々下位互換のAライフが合ってるんだと思います。
働く人が多いからこそ、働かないという時間的アドバンテージをどのように生かすかが大切です。